2015 October

 

 
 
浅草橋のギャラリー、パラボリカ・ビスに「三上晴子と80年代」展のオープニ ングに伺う。私自身はメディア・アートはあまり解らないけれど、三上 氏は建 築家の友人がコラボレーションしていたのでパリのブティックにもお訪ね下さっ た。2011年10月にNTTインターコミュニケーションセン ター 「ICC」で行われた「欲望のコード」という美しいインタラクティブ・インス タレーションが強く印象に残っている。80年代の作風はご本人は 封印なさっ ていたそうで、だいぶ印象の違う作風の時代があったことを知る。

 

 

 
 
浅草橋というより日本とは思えないパリのようなギャラリー。元々は印刷所だっ たそうで、雑誌「夜想」のスペースで4つのギャラリーとショップ&カ フェと 言う構成。他のスペースのインスタレーションもブックショップも興味深い。

 

 

   
 
 
 
旧朝香宮邸、庭園美術館に「オットー・クンツリ」展のオープニングに伺う。 チューリッヒ在住のスイス人でアートとしてのジュエリーを創造するコン テン ポラリー・ジュエリーの分野の草分け的存在のオットー・クンツリ。私がパリに 行く前、80年代には大変影響を受けたアーティストなので何だか 懐かしく、 彼の作品や活動に憧れていた自分を遠く思い出す。今は全く違ううコンセプトを 持つデザイナーになった私・・・。

 

 

   
 
 
主人のゼミの「街歩き」、今日は東大本郷キャンパス計画を見に行く。言わずと 知れた安田講堂、安田財閥の創始者、安田善次郎氏が匿名を条件に寄付 され建 設されたけれど、安田氏の死後寄付をされていた事が知られるようになり安田講 堂と呼ばれるようになったそう。後の東大総長、内田祥三氏の基本設計による 東大のシンボルのような存在。1968年の東大紛争では全学共闘会議によって 占拠され、機動隊により強制排除されるという大変な事に なり長く荒廃状態で 閉鎖されていた。旧安田財閥ゆかりの富士銀行などの寄付により1988年以降 改修されている。大変な歴史をもつこの安田講堂も 今は夕暮れをバックに平和 な佇まい・・・。

 

 

 
 
東京の真ん中とは思えないほど四季折々の植物が演出する風景が楽しめる東大の 本郷キャンパス。鬱蒼とした森に囲まれた三四郎池の畔に佇んでいると 時が経 つのを忘れてしまいそう。当時と当主前田利常によって園池が築造されたのは 1638年というからここはずっと昔から池であったらしい。池の 形が「心」 の字をかたどっている事から正式な名称は「育徳園心字池」というお堅いお 池・・・。夏目漱石の小説「三四郎」以来、三四郎池と呼ばれて いるそう。

 

 

 
 
主人の大学の学園祭にお邪魔する。ゼミの学生さんの模型作品はどれも面白い。 私は建築の事は解らないので「オブジェ」として美しい作品に目が留ま る。さ まざまな「作る」催しが行われている事も興味深い。

 

 

 
 
 
expo index いろいろなパターンの敷地と、木や砂、芝生やブランコなどを選んで「自分だけ のお庭を作る」と言うワークショップ。子供たちが思い思いに作ってい るのを 見るのはとても楽しい。この体験が「建築家になりたい・・・」と将来を決める きっかけになるかも知れない・・・。 page top

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